泥棒のいる会社なんて。
梅雨入りし、傘を使う事が多いシーズンとなりました。
うちの旦那は、子供用サイズなのではないかしらと思えるくらいの小さな傘を
結婚前から１０年以上愛用しています。
あんな傘を使うくらいなら、
コンビニで売ってるビニール傘のほうがまだ見映えがいいと思うのですが
旦那は「ビニール傘なんてみっともなくて使えない」と言います。
子供サイズの傘と、ビニール傘をさしている姿をここに公開して
どちらがよりみっともないか、皆さんに投票してほしいくらいです。
でも、もちろん、結婚してから
「そんな傘を使っているなんて・・・」と思った私は
旦那に傘をプレゼントしました。
きちんとしたものを使って欲しかったので、
５０００円くらい出してそれなりの商品を購入しました。
当時の旦那は、家計には無頓着でしたから、もちろん何も言われませんでした。
内心はどう思っていたかわかりませんが、
私の買って来た新しい傘を、当時の旦那はすぐに使い始めました。
時期は、梅雨。
傘を持って会社に行った２回目の夜、旦那は傘を持たずに帰宅しました。
「あれ、傘は？」
聞く私に、明らかにムッとした表情の旦那は
盗まれました。
「会社の玄関の傘立てに置いておいたのに、帰る時にはなくなっていたんです」
でっ・・・でも、もしかしたら、誰かが間違えていったかもしれないね。
明日になったら傘立てに戻っているかもしれないよ？
「いや、絶対に戻りませんね。ああ、嫌だ嫌だ。泥棒のいる会社に勤めているなんて。情けない」
泥棒のいる会社（笑）
その言い方がおかしくて笑ってしまいました。
見つからないと言いながらも旦那は数週間に渡り、粘り強く傘立てをチェックし
通勤時に誰かが自分の傘をさしていないかと目を光らせたらしいですが
とうとう泥棒も傘も見つかりませんでした。
その、泥棒のいる会社とも、もうすぐお別れです。
出社するのもあと数回・・・と、旦那もしんみりしていました。
今夜は送別会です。
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