変だよその癖

海への一泊旅行の話のつづきです。

家にETCカードと地図や予約券などの印刷物全部を忘れてきた旦那、
本来の出発時間から１時間近く遅くなった事に慌てたようで
「これからすぐに高速に乗る」と言いました。
フェリーに乗るので、「あの時の１０分を惜しまなければ」とならないように
急いで行く、と言いました。

もともとあまり運転が上手ではない旦那の運転。
焦ってアクセルを踏まれるとどれだけ怖いものか。

前の車を追い越そうとする時に、ハンドルを握りしめて緊張するのがわかります。

そんなに緊張するなら、左車線を走っていればいいだけなのに！

そう思わずにいられません。

私は、旦那が運転している間、旦那が持ってきた印刷物を確認しました。
この時にようやく、行こうとしている場所がわかりました。
旦那のスマホでカーナビの代わりになる地図が出ていましたが
ナビをしてもらう必要もないくらい、
この先２時間はずっと真っ直ぐな道だということもわかりました。

それで、旦那に「道、まっすぐだからわかってるし、ナビ、いらなくない？」と言いました。

すると旦那は「まぁ、ずっと真っ直ぐな道だけど、本当にこのナビを頼っていいのかどうかという実験でもある」
と言いました。

もっともらしい理由をつけるのは旦那のいつもの癖です。

「そうなんだ、知らなかった、じゃあ、切っておいて」

こう言えばいいだけなのにね。

旦那が、「ナビが正しく動くかどうかを見たいから」と言うので
道中、スマホはつけっぱなしにする事になりました。

途中で、スマホは異常なほどに熱くなり、
旦那に消した方がいいのでは？と伝えましたが
「どういう理由か、俺のスマホはたまにそうなる」と取り合ってくれませんでした。

さて、それから、２時間近く、家を最初に出てからは３時間近く経ち、
高速道路を降りるインターチェンジまでやってきました。

旦那が

「さぁ、ここからちゃんとナビが動くかどうかです」

と、言った時です。

スマホが短く振動しました。

見ると、「充電して下さい」の表示・・・。w(ﾟﾛﾟ)w

画面は真っ黒になりました。

旦那の顔は真っ青に。

最悪の場所での電池切れです。

ETCのゲートを出たところで車を路肩に寄せ

なんで電池が切れるんだ？そうか、GPSで常に位置情報を入力しているから電池の消耗が激しいんだな？

・・・と、ブツブツ呟いていました・・・。

こうなるんじゃないかと思ったから、
ナビのいらない場所では切っておけばと言ったのに・・・。

地図もない状態で、スマホの充電も切れるなんて、ねぇ。

旦那は慌てふためいていましたが、
私が最初に目的地周辺までのルートを見てある程度場所がわかっていたので
勘と記憶と、道路標識を頼りに、目的地にたどりつく事ができました。

これに懲りて、私の言う事も少しは聞いてほしいものです。

海の話はまだまだ続きます。

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