６１万ないと破産だ。

会社に行けなくなったので
退院した旦那は、真っ先に生活費の心配をはじめました。

でも、会社の有給休暇が４０日分ほど残っていたので
それで、満額のお給料を頂けることになりました。

有給休暇を使い切ったら、傷病休暇を申請します。
保険組合から、給料の2/3のお見舞金が頂けます。

旦那は、会社を辞めたくはないようですが
事件の引き金になっているのは会社の上司なので
会社の話をすると、顔色が蒼白になり、
様子がおかしくなってしまいます。

上司をやめさせることはできないのだから、
自分が辞めるしかないじゃないかと思うのですが。

けれども、今の会社をやめても、転職先で
同じように嫌な人がいる可能性はあります。

県の精神保健福祉センターの人に、
今回のような大きな問題を起こした人には
短い期間で、転職のような大きな決断をさせてはいけないと言われていて
精神科の医師にも、
こんな状態の時に本人が考えることは大体良くない選択になるから
しばらく落ち着くまでは、
意識して何も考えないようにしたほうがいいですと言われています。

つまり、転職について話をすることは、今はタブーです。

それでも、普段から自分の将来については人一倍不安を感じている人なので
「本当にやりたい仕事が見つかる本」とか
「生きがいってなんだろう」という本を買っては読んでいます。

その中で、

あなたの好きなことはなんですか？

自分が本当にやりたいと思うことをやりましょう。

と、書いてある本があったようです。

それで、うちの旦那が、なにを始めたと思います？

家計簿つけです。

「俺は数字をいじるのが好きだ」と言いました。

うつ病傾向になった去年の冬から、
領収書のことをうるさく言わないようになり
家計簿を全くつけなくなっていたんですが

１０月から家計簿を再開しますので、領収書を提出してください。

と、言われました。

そして、『老後の家計予算』というものを作り上げました。

細かいエクセルの表を紙に両面印刷したものを
冊子にして渡されました。

子供が国立大学に通うパターンと
私立大学に通うパターンなどの計算が細かく書いてあり
私が見ても、どんな計算になっているのかわかりません。

結局どういう事なの？

と、聞いてみると、

月々の収入は６１万円は必要ということです。

老後資金を今後１０年で貯めるなら、

毎月１２１万円は稼がなければなりません。

と、言いました。

でも、聞いてほしいんですが、
我が家にはローンや借金はなにもないんです。
持ち家だから家賃だってありません。

服も家財道具もそろっているのだから、
食費と光熱費があれば生きていけます。
６１万も、月々必要なはずがありません。

このお金はどこから出してきた数字なの？と聞けば
前にもブログに書いた通り、
５年後にテレビを買い替えるための積立金５０００円だとか
冷蔵庫を８年後に買い替えるための積立３０００円だとか・・・。
全ての家電や、車や、
家を２０年後に介護仕様に変えるリフォーム代金などの積立金を
毎月必要なお金として計上しているので
月々６１万円ないと家は破産だ、と、言うのです。
私にはさっぱり意味がわかりません。

こんな積み立てなんてしなくても
その時に買えないものなら無理して買わなくていいし
今の生活レベルを維持する必要もないんだから、と、説得したんですが
どうしても月に６１万円なければいけないと言い張ります。

１０月は有給休暇で給料が出るけれど
１１月の給料は2/3になるから、
無駄なものは買わずに節約をしてください。

と言われました。

その話をしている時、
通販で買ったファンデーションが届きました。

箱を開けていると、旦那は顔をしかめて

同じようなものが２つも必要なんですか？

と、言いました。

同じようなものと言っても、
リキッドファンデーションと、パウダーファンデーションです。

２つセットで割引価格になっていました。

通常価格は６０００円台なところを、
セール期間中で３０００円台だから買ったんです。

私としては、良い買い物をしたと思ってました。

有名な会社のファンデーションなので
こんなに安く買えることなんてないからです。